今回は、渋谷区にあるマンションにて原状回復工事を行いました。
現調の段階でいくつか不具合や劣化が確認されましたので、必要な補修・交換を順番にご紹介します。
施工はすべて完了しており、この記事では工事前に把握した問題点と、実際に行った作業内容をまとめています。
洗面室
洗面室の洗面化粧台下を修繕しましたので、その模様を写真付きで紹介します。
現調時の修繕箇所
現調時、洗面台下の排水パイプから水漏れが確認されました。応急処置として隙間埋めテープが貼られていましたが、水に濡れて劣化が進んでいました。
さらに、収納内部の底板と背板の化粧板が水漏れの影響で劣化しており、特に底板は傷みが激しい状態でした。
排水トラップ交換・防臭キャップ取付・収納ベニヤ補修
水漏れが確認出来たので、排水トラップ交換を行いました。また隙間埋めテープ外し、防臭キャップを取り付けました。
化粧ベニヤに関しては底板と背板の損傷が激しく、見た目も良くないため、化粧ベニヤの上貼り補修を施工いたしました。
施工後の写真が下記になります。
その他補修(床付け洗濯トラップ交換・網戸張替・レールランナー交換)
洗濯機置場の床付け洗濯トラップは、エルボが付いておらず、さらに本体自体が劣化していました。洗濯機の排水エルボが損傷すると、水漏れや下水の悪臭が発生する可能性がございます。
新しい洗濯トラップに交換いたしました。
網戸は穴あきの状態だったため、網戸の張替を実施。新入居者にとって網戸に穴が開いてたとなるとかなりゲンナリしてしまい最悪クレームに繋がるので、網戸のたわみや穴あきはしっかりと確認いたします。
また、レールランナーも見落としがちです。カーテンレールランナーは8個中2個が破損しており、こちらも新品に交換しています。レールランナーが破損していると当然ながらうまくカーテンと連結出来ませんので、こちらも入居後のクレームに繋がる可能性があります。私たちはカーテンレールランナーもしっかりと数を確認いたします。
ハウスクリーニングとエアコンクリーニング
原状回復の仕上げとしてエアコンクリーニング、ハウスクリーニング一式を実施し、入居者様が気持ちよく生活できる状態に整えました。築年数が経過していましたが、クリーニングとワックスを行うことで見事に蘇りました。私たちは隅々までしっかりとクリーニングをさせていただきます。
まとめ
今回の渋谷区マンションでは、排水まわりの不具合や収納内部の劣化、網戸破れ、カーテンレールの破損など、細かな箇所に傷みが出ていましたが、ひとつひとつ補修を行うことで、入居者様が快適に生活できる状態へと改善することができました。














